【ニューヨーク時事】米東部ニューヨーク州は3日、新型コロナウイルス感染拡大を受け昨年3月から規制していた収容数1万人未満の娯楽やアート関連の施設について、4月2日から客を入れてイベントを行うことを解禁すると発表した。演劇やコンサートなどが再開可能になる。入場者は定員の33%に制限され、上限は屋内施設は100人、屋外施設は200人となる。

 施設が検査の陰性証明を求める場合、観客の上限は屋内150人、屋外500人まで認められる。クオモ州知事は声明で「警戒を維持すればトンネルの先の光に到達する」と呼び掛けた。

 ニューヨークでは昨年3月中旬からブロードウェー公演などが中止になっていた。一方、1万人以上のスタジアムやアリーナは2月に再開し、プロスポーツの試合に観客が戻っている。