[タシュケント/モスクワ 16日 ロイター] – ウズベキスタン検察当局は16日、今週末に数百人のアフガニスタン兵士が軍用機22機とヘリコプター24機で避難してきたと発表した。そのうち1機が護衛していたウズベク戦闘機と衝突し両機とも墜落したという。

発表によると、15日にアフガン兵士585人が航空機で到着。158人が徒歩で越境した。また、墜落したアフガン機とウズベク機の両パイロットは脱出し、命に別条はないとした。

これに先立ち、ウズベク国防省は同日、アフガニスタンから不正に越境しようとしたアフガン軍機を15日にウズベク領内で撃墜したと発表していた。ロシア通信(RIA)によると、同機は墜落し、パイロットは負傷したという。

アフガニスタンの反政府武装勢力タリバンは15日、首都カブールの大統領府を掌握し、戦争の終結を宣言した。

ウズベキスタンは15日、医療支援を求め越境したアフガン兵84人を拘束した。

また、タジキスタン外務省の情報によると、計100人強のアフガン兵士を乗せた複数の軍用機が16日、タジク国内の空港に到着。RIAによると、タジク当局はアフガン軍用機から発信されていた救難信号を受け、着陸を許可したという。