セントルイス連銀ブラード総裁は、米経済はデルタ変異株のリスクをよそに力強く成長していると語りました。それを裏付けるようなリポートも出ています。米経済の成長エンジンは、2020年大統領選でバイデン氏が勝利した郡に集中しており、こうした郡ではワクチン接種率が他と比べて大幅に高いため、デルタ変異株による影響を受けにくいというもの。以下は一日を始めるにあたって押さえておきたい5本のニュース。

カブールの爆発で米軍に死者

アフガニスタンの首都カブールにある国際空港の外で26日に2回の爆発があり、米軍兵士を含む多数の死傷者が出た。米軍のアフガン撤退までは1週間を切っている。タリバンは、軍主導でカブールからの退避を指揮する米国が空港周辺に多くの人を集めたことが原因だと非難した。

テーパリング「踏み出す必要」

カンザスシティー連銀主催の年次シンポジウムを前に同連銀のジョージ総裁は、新型コロナウイルスのデルタ変異株が米経済見通しと雇用拡大にとってリスクだとしても、政策担当者は資産購入ペースを落とす行動の「スタートを切る」必要があるとの認識を明らかにした。ブルームバーグテレビジョンとのインタビューで語った。

予想以上に速く進むだろう

世界最大のヘッジファンド、ブリッジウォーター・アソシエーツのグレッグ・ジェンセン共同最高投資責任者(CIO)は、米金融当局の資産購入縮小は市場が予想する以上に速く進むだろうと指摘。「インフレは当局の目標を大きく上回っている状態だ。当局が行動しないなら、インフレは加速を続けると考えている」と述べた。

ビットコイン失速の危機

ビットコインは5万ドルを超える水準を長く保つことができなかった。7月以降の上昇が失速の危機にあることを、チャートのパターンが示唆している。チャートを使ったテクニカル分析の一つ、ボリンジャーバンドを考案したジョン・ボリンジャー氏は、一部の利益を確定させるかヘッジをかけることをツイッターで提案した。

デルタが覆した成功モデル

新型コロナウイルスのデルタ変異株がコロナ対策の成功モデルをことごとく覆している。ブルームバーグが毎月まとめる世界で最も安全な国・地域の番付「COVIDレジリエンス(耐性)ランキング」では、1年半に及ぶコロナとの闘いでこれまで上位を占めていた国や地域が順位を大きく落とした。

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