[ヒルスボロタウンシップ(米ニュージャージー州) 7日 ロイター] – バイデン米大統領は7日、先週の米北東部の記録的豪雨で被害を受けたニュージャージー州を視察し、気候変動対策の重要性を訴えた。

ニュージャージー州とニューヨーク州を含む米北東部4州は1日夜から2日未明にかけ突然の記録的豪雨に見舞われ、少なくとも44人が死亡した。

バイデン氏は視察に訪れたニュージャージー州のヒルスボロタウンシップで「何十年も前から科学者は異常気象について警告してきた。そして、気候変動は現実のものとなった。もう時間は残されていない」とし、全国で山火事、ハリケーン、洪水などの被害が出ていると指摘。「元に戻すことはできないが、悪化を食い止めることはできる」と述べた。

バイデン大統領は3日に大型ハリケーン「アイダ」で大きな被害を受けた南部ルイジアナ州を訪問し、連邦政府による支援などを確約した。