[シカゴ 10日 ロイター] – 新型コロナウイルスワクチンが感染力の強いデルタ変異株に対し、入院や死亡の予防に有効であるものの、75歳以上の高齢者では効果が弱まる可能性があることが、米国で実施された3例の研究データから示された。

また、デルタ株が猛威を振るっていた時期に緊急医療施設や救急病院を訪れた3万2000人超を対象とした米9州のデータからは、全ての年齢層で、モデルナ製ワクチンが入院の予防で95%の効果があることが分かった。これに対し、ファイザー・ビオンテック製では80%、ジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)製では60%有効だった。