[ニューヨーク 4日 ロイター] – ニューヨーク外為市場では 、前日の連邦公開市場委員会(FOMC)が消化される中、ドルが上昇 した。一方、英ポンドはイングランド銀行(英中央銀行)が利上げに踏 み切らなかったことを受け下落した。

 英中銀はこの日の金融政策委員会で、7対2で政策金利を過去最 低の0.1%に据え置くことを決定。ベイリー総裁が先月、インフレリ スクの高まりに対して躊躇(ちゅうちょ)なく利上げする考えを示したことを受け、利上げ観測が高まっていた。

 前日は米連邦準備理事会(FRB)が11月にテーパリング(量的 緩和の縮小)を開始すると決定。同時にインフレ高進は「一過性」のも のとの見解を維持し、速いペースでの利上げは必要ない公算が大きいと の考えを示した。 前日には欧州中央銀行(ECB)のラガルド総裁が、来年利上げす る可能性は非常に低いとの認識を表明。市場では来年10月にも利上げ するとの見方が出ていたが、ラガルド氏の発言を受け、利上げ予想時期 は同年12月に後ずれした。

 OANDAのシニア市場アナリスト、エドワード・モヤ氏は「こ れらの主要中銀がどの程度早く金融引き締めに転じるのか、市場はリセットする必要があった」と述べた。

 前日低下したドル指数は終盤の取引で94.327に上昇。 ソシエテ・ジェネラルのマクロ・ストラテジスト、キット・ジャックス 氏は「ドル買いを入れるための押し目が待たれていた」との見方を示し た。

 英ポンドは対ドルで1.33%安の1.3502ドル。1 0月1日以来の安値を付けた。

 BKアセットマネジメントのマネジング・ディレクター、キャシー ・リエン氏は「FRBはテーパリング着手が市場に織り込まれるよう十 分な時間を確保し、フォワードガイダンスは極めて効果的だった」と指 摘。「これに対し英中銀はタカ派姿勢を示していたにもかかわらず、こ の日の決定はタカ派的でなく、市場は肩透かしを食らった」と述べた。

 ユーロは一時1.1528ドルと、10月12日以来の安値を更新 。終盤の取引では0.57%安の1.1546ドル。

 暗号資産(仮想通貨)では、ビットコインが2.69% 安の6万1236.61ドル。先月6万7000ドル台に乗せ、過去最 高値を更新してからは、おおむね横ばいで推移している。イーサは2.75%安の4480.34ドル。前日に 4670.81ドルと、過去最高値を更新した。

ドル/円 
 NY終値 113.75/113.78
   始値 113.92
   高値 114.02
   安値 113.52
ユーロ/ドル 
 NY終値 1.1552/1.1556
   始値 1.1544
   高値 1.1573
   安値 1.1529