[フランクフルト 26日 ロイター] – 独バイオ企業のビオンテックは26日、南アフリカで検出された新型コロナウイルスの新たな変異株「B.1.1.529」に関するデータが2週間以内に得られると発表した。

同社によると、遅くとも2週間以内には、実験室でのデータにより新たな変異株がワクチンの再設計を必要とする「エスケープ変異株」であるかどうかについて、より詳細な情報が得られる見通し。「エスケープ変異株」は、ワクチン接種によってもたらされる標的免疫反応を回避することができる。

また必要な場合には、6週間以内にワクチンを再設計し、100日以内に初期ロットを出荷することができると付け加えた。

同社と米製薬ファイザーが共同開発した新型コロナウイルスワクチンは、欧米で最も広く使用されている。