【ワシントン時事】バイデン米大統領は3日、同日で期限切れとなる連邦政府のつなぎ予算を来年2月18日まで延長する法案に署名し、同法が成立した。これにより、政府機関の閉鎖はぎりぎりで回避された。

 つなぎ予算の延長をめぐっては、野党共和党の一部がバイデン政権による新型コロナウイルスのワクチン義務化に反発。審議や採決が難航したものの、最終的には共和党の協力を取り付け、議会通過にこぎ着けた。

 政府閉鎖は当面避けられたが、連邦政府の借入限度額を定めた債務上限問題の期限も迫る。財政資金がとりあえず確保されている今月15日までに、与野党が債務上限の引き上げか一時停止で合意できなければ、米国のデフォルト(債務不履行)リスクが高まる。