A traveler receives a Covid-19 test at a Histopath testing clinic at Sydney Airport in Sydney, Australia.Photographer: Brendon Thorne/Bloomberg

英グラクソ・スミスクラインとカナダのメディカゴが開発している新型コロナウイルスワクチン候補は、複数の変異株に対する後期臨床試験で71%の有効性を示した。メディカゴは田辺三菱製薬の連結子会社。試験実施時はオミクロン変異株は広がっていなかったが、同変異株に対する有効性も確認する計画だ。

グラクソとメディカゴのワクチン候補、第3相試験で有効性確認 (1)

  またグラクソは同社のコロナ抗体医薬候補についての別の試験で、オミクロン株の全ての変異に有効との結果が得られたと発表した。

  デンマークはオミクロン株が初めて下水から検出されたと発表。オミクロン株の封じ込めを狙った当初の戦略は断念したと保健当局が明らかにした。デンマーク国立血清研究所(SSI)の発表によると、新たに137人のオミクロン株感染が確認され、同株の国内感染者は7日までの累計で398人となった。

  オミクロン変異株の感染が急速に拡大する中でも、英国でのワクチンのブースター(追加免疫)接種には弾みがついていない。18-39歳へのブースターは11月29日に当局が承認したが、40歳未満の人はまだ政府ウェブサイトを通じた接種予約ができない状況にある。

  新型コロナウイルスを数時間以内に死滅させる世界で初めてのステンレス鋼を、香港の研究者らが開発した。歴史的なパンデミック(世界的大流行)を引き起こした病原体の抑制に向け、商品開発が進んでいる。

3時間でコロナ99.8%死滅、世界初のステンレスー香港の研究者ら開発

  香港の林鄭月娥(キャリー・ラム)行政長官は7日、中国本土との隔離なしの往来が再開された場合にはビジネス関係者を優先する方針を示した。コロナワクチンの接種率が低迷したままなら、往来の拡大が妨げられる恐れもあると警鐘を鳴らした。

中国と香港の隔離なし往来、ビジネス関係者優先-林鄭行政長官

  中国浙江省の都市、寧波は新型コロナ感染拡大を食い止めるため鎮海区でロックダウン(都市封鎖)を導入した。

  米ジョンズ・ホプキンズ大学とブルームバーグの集計データによると、世界の新型コロナ感染者数は2億6670万人、死者は526万人をそれぞれ上回った。

原題:Glaxo Vaccine, Antibody Injection Show Promise: Virus Update(抜粋)