[16日 ロイター] – 欧州医薬品庁(EMA)は16日、英グラクソ・スミスクライン(GSK)と米ウィル・バイオテクノロジーが共同開発した新型コロナウイルス感染症治療薬「ソトロビマブ」、およびスウェーデンのスウェディッシュ・オーファン・バイオビトラム(SOBI)の関節炎薬「キネレット」を承認したと発表した。オミクロン変異株への対応を強化する。

キネレットについては、新型コロナ感染症治療薬として、肺炎で酸素吸入を必要とする成人患者や呼吸不全のリスクがある患者への使用を推奨する。ソトロビマブは酸素吸入は必要ないが症状が悪化するリスクの高い成人および青年に対して推奨する。

両治療薬ともアレルギー反応を示す症例がやや見られたが、リスクが恩恵を上回ったとした。

グラクソは7日、ソトロビマブについて、初期段階の研究データでオミクロン変異株の全ての変異に有効との結果が得られたと発表した。

最終的な正式承認は欧州委員会が行う。欧州委は通常EMAの勧告に従う。