【ワシントン時事】サリバン米大統領補佐官(国家安全保障担当)は11日、ホワイトハウスで記者会見し、ロシアによるウクライナ侵攻について「いつ起きてもおかしくない」と述べ、ウクライナ在住米国人に48時間以内に退避するよう呼び掛けた。一方、ロイター通信によれば、国防総省は新たに米軍兵士約3000人をポーランドに派遣する方針を固めた。

ウクライナ情勢

 サリバン氏は、ロシアがウクライナ国境地帯で部隊増強を続けており、「大規模な軍事行動に必要なすべての戦力を整えた」と指摘。情報を得れば得るほど、ロシアのプーチン大統領が北京冬季五輪の開催中にも軍事攻撃を決断する可能性があるという見方が強まっていると語った。