[東京 15日 ロイター] – デンソーは15日、台湾の台湾積体電路製造(TSMC)が熊本県に新設する半導体工場に約400億円出資すると発表した。10%超の株式を取得する。

TSMCはこれまで計画していた回路線幅22─28ナノメートル(ナノは10億分の1)の半導体に加え、より高性能な12─16ナノも生産する。約8000億円だった設備投資額を約9800億円に積み増し、月間生産能力を4万5000枚(300ミリウエハー)から5万5000枚に増強する。

同工場は2022年に建設を開始。24年末までに生産を始める。ソニーグループも約570億円出資し、株式20%未満を取得することを発表している。