Photographer: Gabby Jones/Bloomberg

ニューヨーク証券取引所に近い高層ビルの地下に、レンタルビデオショップがオープンしました。1980年代ではなく、この4月の話です。かつてビレッジに複数構えた小さな店舗に隠れた名画や貴重な地下作品を大量にそろえ、映画ファンの聖地と言われた「キムズ・ビデオ」。閉店から10数年を経て復活を果たしました。VHSビデオだけでなく、プレーヤーも貸し出しているのが昔と異なる点です。これが単なる懐古趣味なのか、映画の楽しみ方に変化が起きているのか、今後の展開を見守りたいところです。以下は一日を始めるにあたって押さえておきたい5本のニュース。

株価沈没

米動画配信サービス、ネットフリックスの株価が20日の米市場を35%安で引けた。日中ベースで2004年以来の大幅安となり、過去数年で築いた上昇分を失った。会員数が減少した衝撃と、長年拒否してきた広告付きプランを導入する計画が嫌気され、投資家に罰せられた格好だ。ネットフリックス株はS&P500種株価指数の採用銘柄で今年最悪のパフォーマンス。衝撃はメディア業界全体に及び、ワーナー・ブラザーズやディスカバリーなども下げた。モフェットネイサンソンのアナリスト、マイケル・ネイサンソン氏は「とにかくショックだ」と語った。

潜在的な不履行

クレジットデリバティブ決定委員会は、ロシアが契約に反してドル建て国債2本に関する支払いをルーブルで行ったことについて、「潜在的な支払い不履行」が発生したとの判断を示した。ロシアによる支払いがクレジット・デフォルト・スワップ(CDS)取引のクレジットイベント(信用事由)に該当するかについて、委員会は判断を求められていた。30日間の猶予期間が切れる5月4日までにドルで支払いがない場合、CDS保有者はCDS保証に基づく支払いを受けられる。

共同創業者

ヘッジファンド運営会社ブレバン・ハワード・アセット・マネジメントでは、アラン・ハワード氏の時代が終わりを迎えたようだ。事情について直接知る複数の関係者によれば、ブレバンの共同創業者でベテラン投資家のハワード氏は、同社においてもはや多額の資金運用に携わっていない。同氏は既に2019年には日々の経営からは退いていたが、つい昨年まで自身のファンドや一部顧客の資金などで運用を続けていた。

見通し曇る

米連邦準備制度理事会(FRB)が公表した地区連銀経済報告(ベージュブック)によれば、4月中旬まで経済は緩やかなペースで成長し、インフレ圧力も引き続き強かった。また物価上昇と地政学的要因により成長見通しが曇った。ベージュブックは「インフレ圧力は前回報告以降も強いままで、企業は急速に上昇する投入コストを引き続き顧客に転嫁している」と記述している。

買収資金

資産家イーロン・マスク氏は総額430億ドル(約5兆5000億円)でツイッターを買収するための資金確保に向け、ウォール街の金融機関に接触し始めた。匿名の関係者によると、マスク氏と同氏のアドバイザーらは、デットファイナンスによる資金調達について複数のパートナー候補と協議した。エクイティファイナンスはまだ議論されていないという。

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