Masayoshi Son, chairman and chief executive officer of SoftBank Group Corp., speaks during a virtual earnings announcement in Tokyo, Japan, on Tuesday, Feb. 8, 2022. Photographer: Kentaro Takahashi/Bloomberg

アブダビ首長国の政府系ファンド(SWF)、ムバダラ・インベストメントは、ソフトバンクグループ傘下の米投資会社フォートレス・インベストメント・グループの買収に向けて協議している。事情に詳しい複数の関係者が明らかにした。

  非公開情報であることを理由に語った関係者の1人によると、ムバダラが検討している取引でフォートレスの企業価値は10億ドル(約1370億円)以上と評価されるとみられる。ムバダラとソフトバンクGの関係は長く、2017年にはビジョン・ファンド1号のアンカーインベスターに名を連ねるとしていた。

  協議は進んだ段階にあるが合意に至るかは定かではなく、他の買い手候補が現れる可能性もあると関係者は述べた。ブルームバーグ・ニュースは昨年11月、ソフトバンクGがフォートレス売却を含む複数の選択肢を検討していると報じていた。

ソフトバンクG、フォートレス売却含む複数の選択肢検討-関係者 (1)

  ムバダラとソフトバンクG、フォートレスの担当者はいずれもコメントを控えた。

原題:Mubadala Is Said in Talks to Acquire Fortress From SoftBank (1)(抜粋)