[ヘルテ(スペイン) 17日 ロイター] – スペイン、ギリシャ、フランスなど欧州南部の当局は17日、大規模な山火事への対応に追われた。また記録的な猛暑の中、約1週間で数百人の死者が出ている。

スペインでは気温が40度を超える中、ヘリコプターによる消火活動が行われた。中西部のヘルテ渓谷付近のほか、中部カスティーリャ・イ・レオンや北部ガリシアなど複数の地域で山火事が起きている。

フランスでは南西部ジロンドの山火事が1万1000ヘクタール以上に広がり、1万4000人以上が避難していると地元当局が17日明らかにした。

ポルトガルでも約1000人の消防士が中部と北部で13カ所の森林・農村火災の消火に当たった。

ポルトガル保健省の16日の発表によると、直近7日間に熱波で死亡した人は高齢者を中心に659人に上った。

スペイン保健機関も16日までに猛暑に関連して360人が死亡したとしている。