[15日 ロイター] – トランプ前米大統領が2020年大統領選の結果を覆そうと激戦州だったジョージア州の当局に圧力をかけた疑惑で、トランプ氏の顧問弁護士を務めたジュリアーニ元ニューヨーク市長は15日、自身も検察当局の捜査対象になったと明らかにした。

同州フルトン郡の検察は、トランプ氏が大統領選後の21年1月にラフェンスパーガー州務長官に電話で結果を覆すのに必要な票を「見つける」よう迫った疑惑について捜査している。トランプ氏は同州で敗北したことを認めなかった。

ジュリアーニ氏は先月に特別大陪審から召喚状を受け取っており、17日に証言する予定。同氏の弁護士はロイターに、ジュリアーニ氏は弁護士・依頼者間の秘匿特権を理由にトランプ氏に関する質問に回答しない見通しだと述べた。

同氏は自身が司会を務めるニューヨークのラジオ局のトークショーで、捜査は政治的動機に基づいていると主張。ジョージア州当局は「汚職でよく知られている」と述べたが、詳しくは語らなかった。