[14日 ロイター] – 米宇宙企業スペースXのイーロン・マスク最高経営責任者(CEO)は14日、ウクライナでの衛星インターネットサービス「スターリンク」について、「無期限で」資金提供したり追加で数千台の端末を送ったりすることはできないとの立場を示した。

「スペースXは過去の費用を回収することを求めていない。だが既存のシステムに無期限に資金提供することも、一般家庭の最大100倍のデータ使用量を持つ端末をさらに数千台送ることもできない。そうしたことは理屈に合わない」とツイートした。

同氏はウクライナでスターリンクの衛星サービスを維持するために、毎月約2000万ドルを負担していると指摘した。支援規模が約8000万ドルに上ることを最近明らかにしている。

CNNが13日報じたところによると、スペースXは先月、米国防総省に書簡を送り、ウクライナでスターリンクのサービスに対する資金提供を続けることはできず、米軍が毎月数千万ドルを援助しなければ停止せざるを得なくなる可能性があると訴えた。

スペースXはコメントの要請に応じていない。