[東京 29日 ロイター] – エーザイは29日、開発中のアルツハイマー病治療薬・レカネマブについて、これまで収集したデータは、同薬による治療が「被験者の死亡リスク上昇に関与していないことを示している」とのコメントを公表した。

米科学誌サイエンスは、同社が米医薬品バイオジェンと共同開発するレカネマブの治験で、2例目の死亡が報告されたと報じた。

同社はコメントで、被験者の死亡は当局に報告済みだとしたうえで、治験には外部の専門家で組織する監視委員会を設けるなど「厳格な安全性モニタリングプロセスを構築している」と説明。11月30日開催される「アルツハイマー病臨床試験会議」で試験の詳細を公表するとしている。