[ロンドン 15日 ロイター] – 英北部スコットランド自治政府のスタージョン首相(52)は15日、辞任を表明した。第1党・スコットランド民族党(SNP)の党首も退く。後継者が決まるまでは現職にとどまる。

スタージョン氏は、2014年に行われた独立住民投票でスコットランドが55%対45%で英国の一部にとどまることを決めた後、SNP党首となった。

ここ数カ月は、新たな独立住民投票の実施が英最高裁によって妨げられ、性別変更手続きの簡略化法案を巡っても、英政府に阻止された。

スタージョン氏はエディンバラでの記者会見で、スコットランドでは独立支持者が多数だと確信しているが、SNPはその支持を固め、拡大する必要があると訴え、「それを達成するためには、スコットランドの政治的分断を乗り越えて連携しなければならない。そして、新しいリーダーの方が、これを上手に行うことができるだろうと判断した」述べた。

スタージョン氏に明白な後継者はなく、独立問題が未解決のままの辞任となる。