[28日 ロイター] – ミャンマー軍事政権は、アウンサンスーチー氏が率いる国民民主連盟(NLD)を含めて40政党を解党処分とすることを決めた。軍事政権下で制定された政党登録法が定めた期限だった28日までに届け出がなかったため。この法律の届け出要件に基づくと、民主派勢力は事実上排除される形で、NLDなどは次期総選挙に参加できなくなる。

国営テレビによると、改めて登録された政党は国政レベルと地方政治レベルの合計で63となった。

これにより次期総選挙では、親軍派の連邦団結発展党(USDP)が圧勝するのはほぼ確実な情勢だ。

NLD幹部の1人はロイターに、同党は多くのメンバーが投獄されていることなどから登録できなかったと説明。ただ「政権がわが党の解散を宣言するかどうかは重要ではない。われわれは国民の支持とともに存在し続けている」と強調した。