[東京 29日 ロイター] – 東芝の大株主のファンド、3Dインベストメント・パートナーズが東芝株の保有比率を従来の7.20%から4.90%に引き下げたことが分かった。取引前、同ファンドは東芝の第2位株主となっていた。報告義務発生日は東芝が日本産業パートナーズ(JIP)の2兆円規模の買収による再建案を受け入れることを決めた日の前日の3月22日。

3Dが提出した変更報告書で明らかになった。

譲渡価格は1株4194円で、株式公開買い付け(TOB)価格(1株4620円)を9%下回る水準だった。取引は市場外で行われた。

JIPは7月下旬をめどにTOBを行い株式非公開化を目指す。今後は海外投資家など株主が応じるかどうかが焦点となる。