▽東部要衝バフムトにロシアが猛攻撃、大半を撃退=ウクライナ<ロイター日本語版>2023年4月14日10:05 午前

[13日 ロイター] – ウクライナの当局者によると、ロシア軍は13日、東部の要衝バフムトへの激しい攻撃を続け、南部ヘルソンにも砲撃を行った。

ウクライナのハンナ・マリャル国防次官は、激しい戦闘が東部戦線のあらゆる場所で起きていると通信アプリ「テレグラム」に投稿。大半の地域で攻撃を撃退したと明らかにした。

同氏によると、ロシア軍の攻撃はバフムトに集中しており、毎日40─50回の襲撃作戦と500回程度の砲撃を繰り返している。これに先立ち、ロシア軍は他地区からバフムトに部隊を移動させたという。

バフムトでの戦闘を主導しているロシア民間軍事会社ワグネル創設者のエフゲニー・プリゴジン氏は11日、バフムトの80%以上を支配していると表明したが、ウクライナ軍はこの数字は誇張されていると否定した。

ウクライナ政府高官は、大規模な反撃を開始できるように同盟国にさらなる兵器提供を求めている。ゼレンスキー大統領は13日、ビデオ演説で「同盟国に約束された兵器の納入を心待ちにしている。われわれは可能な限り勝利に近づいている」と語った。

当局によると、ヘルソンへの砲撃で2人が死亡した。

▽ロシア、黒海穀物合意延長巡り「協議の必要なし」 障害除去なければ<ロイター日本語版>2023年4月14日1:00 午前

[モスクワ 13日 ロイター] – ロシア外務省は13日、国連とトルコが仲介した黒海経由のウクライナ産穀物輸出合意(黒海イニシアティブ)について、ロシアの農産物輸出への障害が取り除かれない限り5月18日の期限は延長されないと表明した。

声明で「5つのシステミックな問題の解決で進展がなければ、5月18日以降の黒海イニシアティブのさらなる延長について協議する必要はない」とした。

さらに、世界の食料安全保障といった「大げさな表現」にもかかわらず、「黒海イニシアティブは西側諸国の利益のためにウクライナの輸出にのみ役立っていると認識している」と主張した。

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