[マウンテンビュー(米カリフォルニア州) 10日 ロイター] – 米アルファベット傘下のグーグルは10日、生成人工知能(AI)を搭載した新たな検索機能を発表した。これまで通りウェブへのリンクの一覧を示す一方、オープンエンドの質問への回答を作成することができるという。

グーグルのピチャイ最高経営責任者(CEO)は年次開発者会議「グーグルI/O」で「検索を含むあらゆる中核製品を再構築する」と表明。検索機能のほか、Gメールやグーグルフォトなどにも生成AIを組み込むとした。

これを受け、グーグルの株価は4%上昇した。

また、AIを使った自動応答ソフト(チャットボット)「バード(Bard)」について180を超える国・地域で利用可能になると発表。技術基盤となる言語モデルにはより強力なAIモデル「PaLM(パーム)2」を採用し、より困難な問題を解決できるという。

このほか、新たに折り畳み式スマートフォンを発表。同社製のAIが使用できるほか、無料のピクセル・ウォッチが付属している。価格は1799ドルから。

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▽情報BOX:グーグル検索に生成AI搭載、「バード」との違いは<ロイター日本語版>2023年5月11日9:24 午前