• 米CPI、英中銀当局者の見解、ディズニーの新作公開延期
  • トランプ氏出廷、中国が高利回り債市場推進
A pedestrian passes the Marriner S. Eccles Federal Reserve building in Washington, DC, US, on Saturday, June 3, 2023. Photographer: Nathan Howard/Bloomberg

5月の米消費者物価指数(CPI)統計が物価上昇ペースの減速を示したため、米国債利回りはいったん低下しましたが、すぐに反転。2年債利回りは一時4.70%と、3月以来の高水準を付けました。14日に公表される連邦公開市場委員会(FOMC)参加者のドットプロット(金利予測分布図)を巡るブルームバーグのマクロ分析では、2023年末時点の政策金利は5.375%と、あと1回の利上げを示す可能性が高いとみられています。ただ、利上げ予想の分布がタカ派方向に広がり、中間値であと2回の利上げが示されることもあり得るようです。以下は一日を始めるにあたって押さえておきたい5本のニュース。

休止を後押し

5月のCPI統計では物価上昇ペースの減速が示された。FOMCが今週の会合で利上げを休止するとの論拠を補強する材料となった。総合CPIは前年同月比4%上昇と、2021年3月以来の低い伸び。コアも前年同月比の上昇率は4月を下回った。ブルームバーグの計算に基づくと、エネルギーと住宅を除いたサービス価格は前月比0.2%上昇。コロナ禍前並みとなった。前年同月比では昨年後半に付けたピークからの鈍化傾向が続いた。

5月は適切

イングランド銀行(英中央銀行)金融政策委員会(MPC)の次期委員に指名されているミーガン・グリーン氏は、5月の利上げは適切だったとの認識を示し、インフレが長引くリスクに「対抗する」必要があると述べた。ベイリー総裁は英国の労働市場が「非常にタイト」であり、雇用主は現在の労働力をつなぎ留めようとせざるを得ないと語った。チーフエコノミストのヒュー・ピル氏は、経済を過度に痛めつけずインフレと闘う「バランス」を見いだす必要があると主張した。

延期

ウォルト・ディズニーは映画封切り予定を更新。「アバター」や「アベンジャーズ」、「スター・ウォーズ」など大型シリーズの公開が最長3年延期された。ディズニーは延期の理由を説明していない。ボブ・アイガー最高経営責任者(CEO)は経費節減などで利幅を拡大する戦略を進めている。5月2日には米脚本家組合(WGA)がストライキに入り、テレビシリーズや映画の製作が中断され、延期やキャンセルのリスクが高まっている。

出廷

トランプ前米大統領がフロリダ州マイアミの連邦地方裁判所に出廷し、最高機密文書の不適切な取り扱いなどを巡る刑事起訴について無罪を主張した。大統領経験者が連邦犯罪で起訴されるのは初めて。トランプ氏は国防情報の意図的な保持や不正な文書隠蔽(いんぺい)、司法妨害の共謀、虚偽の説明など七つの罪に問われ、37件の個別事案で起訴された。

高利回り債市場

中国当局は経済の資金調達ルートを拡大するため、国内の高利回り債市場の発展を推進することを検討している。リスクの高い借り手が資金調達に苦労していることが背景にある。当局者は債券投資家や投資銀行バンカー、弁護士、格付け会社、会計士といった市場参加者を招き、ここ数カ月間で複数回の会合を対面で行いこの件について意見を求めたと、関係者が明らかにした。信用市場が中国の国家戦略と経済にいっそう資するよう支援するとともに、民間企業が直面する課題への対処を目指すという。

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