16日、米東部コネティカット州で演説するバイデン米大統領(AFP時事)
16日、米東部コネティカット州で演説するバイデン米大統領(AFP時事)

 【ワシントン時事】バイデン米大統領が16日に東部コネティカット州で開かれた銃規制のイベントで演説した際、唐突に「ゴッド・セーブ・ザ・クイーン(女王陛下万歳)」と締めくくるハプニングがあった。何かと間違えた可能性があるが、2024年大統領選への再選出馬を表明したバイデン氏の高齢を心配する声が改めて上がりそうだ。

バイデン氏の高齢「不安」7割 米世論調査―24年大統領選

 バイデン氏は現在80歳。この発言はコネティカット州の大学での演説で、米国で相次ぐ銃乱射事件を踏まえて銃規制強化の必要性を訴える文脈で飛び出した。「ゴッド・セーブ・ザ・クイーン」はエリザベス女王時代の英国の国歌だが、英国とは何の関係もないイベントだった。

 バイデン氏は通常、演説を「神よ、われわれの軍隊を守りたまえ」と締めくくることが多い。ただ、この日の演説でも「女王陛下万歳」の前にこの言葉を発していた。ホワイトハウスの広報担当者は演説後、同行記者団に「聴衆の中の誰かに向けて発言したものだ」と説明した。