[ラマラ(ヨルダン川西岸) 21日 ロイター] – ヨルダン川西岸地区のジェニン近郊で21日、イスラエルの無人機(ドローン)が武装したパレスチナ人3人を殺害した。占領下の同地区ではこのところ暴力が拡大している。

イスラエル軍(IDF)報道官は、ジャラマ付近で銃撃攻撃を行った武装勢力の一団が車内にいることを確認したとして、「これは脅威を取り除くためのものだ」とツイートした。

武装組織「イスラム聖戦」の声明によると、2人は同組織の戦闘員で、3人目はファタハ系武装組織「アルアクサ殉教者旅団」に属していた。

この数時間前、入植地エリ近郊の道路沿いのレストランでハマスの武装集団の発砲によりイスラエル人4人が殺害されたことへの報復として、イスラエル人の集団がヨルダン川西岸にあるパレスチナ人の町で暴徒化。パレスチナ保健当局によると、パレスチナ人1人が銃撃で死亡し、少なくとも1人が重傷を負った。

今年に入り、民間人を含む174人のパレスチナ人がイスラエル軍に殺害された。一方、ヨルダン川西岸、エルサレム周辺、イスラエルのいくつかの都市では、パレスチナ人による攻撃でイスラエル人24人と外国人1人が死亡している。