[アムステルダム 5日 ロイター] – オランダで5日、風速40メートル超の強風を伴う嵐が発生し、少なくとも1人が死亡した。国内の大半で住民に屋内滞在指示が出され、深刻な移動混乱が生じた。

死亡したのは51歳の女性で、地元警察によると、ハールレムで車内にいたところ樹木が倒れてきたという。

アムステルダムでも強風による倒木のほか、自動車やハウスボート(宿泊機能付き船舶)の損傷で複数の負傷者が出ている。

気象当局はアムステルダムを含むノールトホラント州に最高レベルの暴風雨警報を発令。住民に自宅滞在を求めるとともに、緊急電話は生命に脅威が生じた場合のみ使用するよう求めた。

気象予報機関のWeeronlineによると、今回の嵐は夏季にオランダで発生したものとしては過去最悪で、通年では2018年1月以降で最も勢力が強かったという。

オランダで激しい嵐が発生する時期は通常10月から4月。前回夏季に発生したのは15年で、100年超ぶりだった。