[台北 30日 ロイター] – 台湾国防部(国防省)は30日、台湾周辺で中国の軍用機や軍艦が同日午前から再び活動していると発表した。台湾海峡の中間線越えも確認されたという。来年1月に行われる台湾の選挙を控え、中国軍が活動を活発化させている。

同部によると、中国軍の戦闘機「殲(J)10」や「J16」、そして艦載ヘリコプターが台湾中部と南西の沖合空域で活動しているのを確認した。

これら軍用機のうち11機が中間線やその近辺を通過し、軍艦と協力して「連合戦闘準備警巡(警戒パトロール)」を行っているという。

中間線は両岸を隔てる非公式の境界として機能していたが、現在では中国軍機が定期的に越えている。

同部は監視のため軍用機や軍艦を派遣したとしている。

今月に入ってから、台湾当局は中国空軍による同様の大規模な活動を少なくとも3回公表しているが、中国側はコメントしていない。

ってから、台湾当局は中国空軍による同様の大規模な活動を少なくとも3回公表しているが、中国側はコメントしていない。