• 継続受給者数なお高水準、中国格付け見通し発表前に在宅指示
  • 機会狙うKKR、アルファベット株が急伸、プーチン氏に挑戦へ

外国為替市場で円高・ドル安が一段と進み、一時1ドル=141円71銭を付けました。東京時間に続いてニューヨーク時間でも、日銀が予想より早期にマイナス金利を解除するとの観測が強まったことが背景にあります。ただ141円台を付けた後は143円台に戻す展開。市場では早期のマイナス金利解除に懐疑的な見方もあり、今月18、19日に開かれる金融政策決定会合が一段と注目されます。以下は一日を始めるにあたって押さえておきたい5本のニュース。

なお高水準

米失業保険統計では、継続受給者数(11月25日終了週)が6万4000人減の186万人と、7月以来の大幅減となった。調査対象週には感謝祭の祝日が含まれる。失業保険統計は、特にホリデーシーズンには週ごとの変動が大きくなり得る。変動のより少ない4週移動平均で見れば、継続受給者数は2年ぶり高水準で推移している。新規失業保険申請件数(12月2日終了週)は1000件増の22万件で、市場予想に一致した。

在宅指示

格付け会社ムーディーズ・インベスターズ・サービスは今週、中国の国債格付け見通しを「ネガティブ」に引き下げると発表する前に、中国在勤スタッフに在宅勤務を勧めていたと、英紙フィナンシャル・タイムズが報じた。同紙はムーディーズ社員2人の情報として、北京と上海に勤務する非管理部門の職員はオフィスに出勤しないよう助言されたと報じた。このうち1人は、格付け見通し引き下げ後に政府の調査が入ることを恐れてのことだろうと述べたという。

機会狙う

米投資会社KKRはパブリックおよびプライベートのクレジット市場で起きている動揺をよそに、来年には高利回り債を購入し、有利なディールを成立させる機会を狙っている。デフォルト(債務不履行)の波やプライベート融資セクターの崩壊に対する「市場の懸念」は行き過ぎだと、KKRではみている。市場の一角では弱さが増しているものの、貸し手にとっては優良な借り手とディールを成立させる上で依然乏しい資本状況が恩恵となる可能性が高いと、同社のクレジット・マーケッツ共同責任者クリストファー・シェルドン氏とクライアント・パートナーグループのディレクター、ロリー・オファレル氏は指摘した。

懸念後退

7日の米株式市場でアルファベットの株価が急伸。傘下のグーグルが新たな人工知能(AI)モデル「Gemini(ジェミニ)」を発表したことで、競争の激しいAI業界での同社の地位低下を巡る懸念が和らいだ。株価は一時6.5%高と、日中の上昇率としては7月以来の大きさを記録。時価総額は800億ドル(約11兆5000億円)余り増加した。年初来上昇率は55%で、ナスダック100指数の46%、AI分野での主要な競合相手であるマイクロソフトの53%と比べても高い。

プーチン氏に挑戦

ロシアのベテラン民主派政治家、グリゴリー・ヤブリンスキー氏はウクライナとの和平を呼びかけ、自身の政治生命で最後になるかもしれないプーチン大統領への挑戦を仕掛けている。ロシア大統領選挙にこれまで3回出馬したヤブリンスキー氏は、来年の大統領選でプーチン氏に挑むことを検討中だ。ただ、前回2018年の選挙では1%程度の票しか得られず、今回出馬するとしても結果に幻想は抱いていない。「結果は今の段階で言える。投票率75%、プーチン氏の得票率は78%だ」とヤブリンスキー氏は語った。

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