Jackie Davalos

  • ChatGPTエンタープライズ、利用者が60万人を突破-1月は約15万人
  • 今年はAIが企業に普及する年になるだろう-ライトキャップ氏
Microsoft's OpenAI Investment Risks Scrutiny From US, UK Regulators
Photographer: David Paul Morris/Bloomberg

米オープンAIは競争環境が激化する中でも、法人向けの対話型人工知能(AI)「ChatGPT(チャットGPT)」で旺盛な需要を集めている。

  同社のブラッド・ライトキャップ最高執行責任者(COO)はブルームバーグ・テクノロジーとのインタビューで、法人向けサービス「ChatGPTエンタープライズ」の利用者数が1月の約15万人から60万人余りに増加したと明らかにした。

  法人向けサービスはオープンAIにとって、収益化の最も重要な取り組みとなる。同社は昨年8月、データの暗号化など機能やプライバシー保護を強化した法人向けChatGPTサービスを開始。自社の開発目的で顧客情報を使用しないことも保証している。だが、法人向けではAI新興企業のアンソロピックやコヒアに加え、最大の投資家であるマイクロソフトとの競争に直面している。

  ライトキャップ氏はインタビューで「今年はAIが企業に普及する年になるだろう」と指摘。「驚異的な勢いを目の当たりにしている」と述べた。

原題:OpenAI Sees ‘Tremendous Growth’ in Corporate Version of ChatGPT(抜粋)