Avalon Pernell
- ギル氏は5月に復帰、ゲームストップに関する投稿を開始
- 自分の利益のために株価を操作-集団訴訟で株主が主張
インターネット上で「ロアリング・キティ」の異名を持つ投資家キース・ギル氏が、米ゲームストップの「株価操作」スキームを首謀したとして提訴された。
ギル氏は今年5月に復帰し、ソーシャルメディアのX(旧ツイッター)にゲームストップに関する投稿を開始した。2021年のミーム株ブームの仕掛け人とされる同氏は、ゲームストップを宣伝したことで一躍有名になった。
6月28日にニューヨーク・ブルックリンの連邦裁判所に提起された集団訴訟で、ゲームストップの株主マーティン・ラデフ氏はギル氏について、自分の利益のために株価を操作しようとしていたと主張している。
ギル氏に電子メールでコメントを求めたが、返答はまだ得られていない。
5月13日以降のギル氏の投稿を受けて、ゲームストップ株は180%上昇。同氏は6月2日、ゲームストップ株500万株と6月21日が期限のコールオプション(買う権利)12万枚を保有していると明らかにした。6月13日までに、ポートフォリオに保有するゲームストップ株は900万株余りに増え、コールオプションは含まれていなかった。
関連記事:
原題:‘Roaring Kitty’ Sued Over Alleged GameStop ‘Pump and Dump’(抜粋)