▽中国艦艇が鹿児島県沖で領海侵入 26日の領空侵犯からわずか5日<YAHOOニュース>2024/08/31

防衛省は、けさ(31日)、鹿児島県の口永良部島近くの沖合で、中国海軍の測量艦が日本の領海に2時間近くにわたって侵入したと発表しました。

領海侵入したのは中国海軍のシュパン級測量艦1隻で、きょう午前6時頃に口永良部島南西の領海に入り、海上自衛隊の掃海艇とP-1哨戒機が警戒監視と情報収集を行いました。

この中国艦艇はそのまま2時間近くにわたり日本の領海を航行し、午前7時53分頃、屋久島南西から領海の外に出たということです。

これを受け、外務省の鯰アジア大洋州局長から東京の中国大使館の施泳公使に対し強い懸念を伝え、抗議しました。 中国の測量艦がこの海域を航行するのは去年9月以来10回目ということですが、今月26日には中国軍機が長崎県沖の領空を侵犯したばかりで、日本周辺での軍事活動を活発化させています。

▽高市大臣「総理から抗議すべき」 中国海軍の測量艦による領海侵犯受け 日本の防衛力強化も主張<YAHOOニュース>2024/09/01

TBS NEWS DIG

高市早苗経済安保担当大臣は、中国海軍の測量艦が日本の領海に一時侵入したことを受けて、自身のSNSで「総理大臣から、厳重抗議するべき事態」などと強調しました。

中国海軍の測量艦が31日朝、鹿児島県口永良部島近くの日本の領海に2時間近くにわたって侵入したことを受け、外務省は東京の中国大使館に強い懸念を伝えて抗議しました。 高市大臣は自身のSNS上に「外務省の局長から中国大使館公使への抗議だけで終えて良い話ではない」と投稿したうえで、「総理大臣、外務大臣、防衛大臣から、それぞれのカウンターパートに対して厳重抗議するべき事態であり、再発防止を約束させなければならない」と強調しました。

さらに、中国軍による領空・領海侵犯事案が相次いでいることを受け、「日本に何かを仕掛けても全く効果は無いと思わせるだけの防衛力と外交力を備えていかないといけない」との考えを示しました。

高市大臣は9月9日に自民党・総裁選の出馬会見を行いますが、ロシアによるウクライナ侵攻や台湾有事の可能性などの国際情勢を踏まえて、防衛費増額の必要性について言及するとみられます。

▽中国軍用機は初 中国の「Y-9」情報収集機が長崎県沖の日本領空を侵犯 自衛隊は戦闘機を緊急発進させ警告<YouTube>2024/08/26

TBS NEWS DIG

防衛省はきょう、中国軍の情報収集機が日本の領空を侵犯したと発表しました。中国軍機による領空侵犯が確認されたのは初めてです。

防衛省の発表によりますと、日本の領空を侵犯したのは中国軍の「Y-9」情報収集機1機です。

情報収集機は、長崎県五島市にある男女群島沖の西側から飛行してきて、午前11時29分ごろからおよそ2分間、日本の領空に侵入しました。領空侵犯は、国際法上の違法行為で、中国軍機による日本の領空侵犯は初めてです

自衛隊は、航空自衛隊の戦闘機をスクランブル=緊急発進させ、警告するなどの対応にあたりました。武器の使用は行っていないということです。今回の事態を受け、外務省の岡野事務次官は中国の施泳臨時代理大使を外務省に呼び、厳重に抗議するとともに再発防止を強く求めました。

中国による領空侵犯は、軍用機以外でこれまでに2回確認されていて、2012年、当時の国家海洋局の小型プロペラ機が、2017年には、小型無人機といずれも沖縄県尖閣諸島沖の領空に侵入しています。