27日に投開票が行われた衆院選で、各党の比例代表の得票数を令和3年の前回衆院選と比べたところ、れいわ新選組が159万票増の380万票で、共産党の336万票を上回った。一方で立憲民主党は7万票の微増にとどまった。自民党は前回から533万票減らし、公明党も115万票減らした。

総務省の発表資料によると、れいわは前回の221万票から380万票で159万票増え、議席も3から9に3倍増。共産は416万票から336万票で80万票減らし、れいわを下回った。議席も小選挙区を含め10から8に減らした。

小選挙区を含め議席を98から148へ大幅に増やした立民は、比例の得票数は前回の1149万票から1156万票で7万票の増。議席が7から28と4倍増となった国民民主党は、259万票から617万票で358万票の大幅増だった。

一方、議席を256から191へ大幅に減らした自民は1991万票から1458万票で533万票の減。議席を32から24へ減らした公明も711万票から596万票で115万票減らした。議席を43から38へ減らした日本維新の会も805万票から510万票で295万票の大幅減だった。

◆衆院選比例代表の政党得票数の増減

(前回→今回、数字は概数)

【増】

国民 259万票→617万票(358万票増)

れいわ221万票→380万票(159万票増)

立民 1149万票→1156万票(7万票増)

【減】

自民 1991万票→1458万票(533万票減)

維新 805万票→510万票(295万票減)

公明 711万票→596万票(115万票減)

共産 416万票→336万票(80万票減)

社民 101万票→93万票(8万票減)

【前回なし】

参政 →187万票

保守 →114万票

「立民と国民では政策大違い」今回も2つの「民主党」で困惑