宮崎大
フジ・メディア・ホールディングスは30日、今期(2025年3月期)の業績見通しを下方修正した。フジテレビジョンの広告収入が大きく減少することで、従来353億円と見込んでいた営業利益は180億円に半減する。
フジHDを巡っては、子会社のフジテレビで多くの広告主が自社CMの放映を見合わせ公共広告(AC)に差し替える事態が発生。CMを見合わせた広告主に対して、料金を請求しない方針を決めたため、1ー3月期(第4四半期)の広告収入は大幅減少する見通しになったという。
フジHDを巡っては、週刊文春が昨年12月に元タレントの中居正広氏と女性の性的トラブルを報じ、子会社のフジテレビがとったその後の対応に批判が続出。スポンサー離れが広がった。
関連記事 |
---|
フジHD:通期営業利益予想下方修正、市場予想下回る フジテレビへの広告出稿、政府も当面見合わせ-「現下の状況」考慮 |