- 米が核問題に限定した狭い合意でイランと妥結する可能性を懸念
- イランの軍事活動や弾道ミサイル計画の大幅縮小を迫るよう要請へ
UnmuteWATCH: Netanyahu is set to meet Trump as Israel’s concerns over a potential diplomatic deal between Iran and the US mount. Dan Williams reports.Source: Bloomberg
イスラエルのネタニヤフ首相は11日、ホワイトハウスでトランプ米大統領と会談する。イランと米国の外交的合意の可能性を巡るイスラエル側の懸念の高まりが背景にある。
ネタニヤフ氏は急きょ決まったワシントン訪問の機会を生かし、核問題に限定した狭い合意で妥結するのではなく中東におけるイランの軍事活動や弾道ミサイル計画の大幅な縮小を迫るようトランプ氏に促す見通し。
昨年末から1月にかけてイランが大規模抗議デモを弾圧したことを受け、トランプ氏はイラン近海に米軍の艦艇や戦闘機を展開している。イランが合意に応じなければ攻撃も辞さないと繰り返し警告してきた。

同氏は10日、ニュースサイトのアクシオスに対し、イランとの交渉が決裂した場合の軍事行動に備え、中東に空母打撃軍を追加派遣することを検討していると語った。
一方で、トランプ政権がイランから何を受け入れるのかについては、発言が一貫していない。先週オマーンでイランとの高官級協議が始まった後、トランプ氏は核問題のみを対象とする合意でも「受け入れ可能だ」と述べた。
こうした姿勢がネタニヤフ氏を不安にさせている。同氏は、イランの弾道ミサイル能力を解体し、パレスチナ自治区ガザのイスラム組織ハマスやレバノンの親イラン民兵組織ヒズボラ、イエメンの親イラン武装組織フーシ派などへの支援を停止させる好機とみている。イスラエル当局者の間では、米国が攻撃に踏み切り、45年以上にわたり米国とイスラエルの宿敵であるイランの神権政治体制の打倒を目指すべきだとの声もある。
イスラエルのコーヘン・エネルギー相は今週、公共放送Kanに対し、「首相がトランプ氏に伝える主なメッセージは、イランとの交渉に大きな価値はないということだ」と述べ、「イランが約束を履行したことは一度もない」と語った。
ネタニヤフ氏は、イランとのいかなる交渉も「弾道ミサイルへの制限やイランの枢軸勢力への支援停止を含まなければならない」とトランプ氏に伝える考えだ。
原題:Netanyahu, in Hasty Trip, to Warn Trump Against Narrow Iran Deal(抜粋)
