• 親会社ソフトバンクG、創業者孫氏はAI投資資金の確保を加速
  • IPO後もPayPayはソフトバンクGの子会社に、連結決算に影響せず
PayPay アプリ
PayPay アプリPhotographer: Shoko Takayasu/Bloomberg

Georgie McKay

ソフトバンクグループ傘下のPayPay(ペイペイ)は、米国での新規株式公開(IPO)を米証券取引委員会(SEC)に申請した。実現すれば、米証券取引所に上場する日本企業として過去最大規模のIPOとなり得る。

  12日の申請文書によれば、PayPayの2025年4-12月の利益は1033億円で、収入は2785億円。前年同期は利益が289億6000万円、収入が2204億円だった。公開する株式数や価格レンジは後日開示するという。

  ソフトバンクグループは今回のIPOで、PayPayが100億ドル(約1兆5300億円)以上で評価されることを目指していると、複数の関係者が明らかにした。同社は昨年8月、米上場の登録届出書ドラフトを非公開で提出したと発表した。

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  PayPayは当初、インドの決済会社Paytmとの合弁事業を通じて設立された。Paytmはかつてソフトバンク・ビジョン・ファンドから出資を受けていた。

  創業者の孫正義氏は人工知能(AI)への大型投資を強化している。ソフトバンクグループはその資金確保のために最近、保有資産やビジョン・ファンドの投資先を一部現金化する取り組みを進めている。同社は2025年、米携帯通信大手TモバイルUSの株式約80億ドル相当を手放した。

  過去の同社発表資料によると、PayPayはIPO後もソフトバンクグループの子会社であり続け、上場による連結決算への実質的な影響はない見通し。

  同社は企業コード「PAYP」でナスダックに上場することを目指している。幹事行にはゴールドマン・サックス・グループとJPモルガン・チェース、みずほフィナンシャル・グループ、モルガン・スタンレーが含まれる。

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原題:SoftBank’s Japanese Payment App PayPay Files Publicly for US IPO(抜粋)