[ジュネーブ 5日 ロイター] – 知的財産権の侵害があったとして、米国が中国からの輸入品(500億ドル相当)に関税をかけると表明した件で、中国は世界貿易機関(WTO)紛争解決制度に基づく米国との協議入りを申し立てた。WTOが5日、明らかにした。協議期間は60日以内。中国は「機械や電子製品など、中国産の多分野に及ぶ特定財を巡る米国の関税措置案に関する」協議を要請した。関税について中国は、WTOや前身の関税貿易一般協定(GATT)の合意規定に違反しているとみられるなどと訴えた。申し立ては、損害額について示していない。