北朝鮮の国営メディアは30日朝、ロシアのラブロフ外相が近く北朝鮮を訪問すると伝え、北朝鮮は史上初の米朝首脳会談に向けた調整を本格化させる中、友好国との関係の強化を進めています。

北朝鮮国営の朝鮮中央通信は30日朝、ロシアのラブロフ外相が近く北朝鮮を訪問すると伝えました。具体的な日程については伝えていませんが、北朝鮮のリ・ヨンホ外相は先月、モスクワで行った外相会談の際にラブロフ外相をピョンヤンに招き、ロシアの一部メディアはラブロフ外相が31日から北朝鮮を訪れる見通しだと伝えていました。

ラブロフ外相が北朝鮮を訪れるのは2009年4月以来、9年ぶりで、リ・ヨンホ外相と会談を行うと見られるほか、キム・ジョンウン(金正恩)朝鮮労働党委員長とも会談する可能性があります。

ラブロフ外相がピョンヤンに滞在している間に、キム委員長とプーチン大統領の首脳会談の開催について、意見が交わされるのではないかという見方も出ていて、北朝鮮は史上初の米朝首脳会談に向けた調整を本格化させる中、友好国との関係の強化を進めています。