• 不動産セクターでは不良債権比率は1.5%に上昇へ
  • 住宅価格20%下落なら銀行に著しいストレスがかかると半数が回答

中国の不動産セクターの不良債権は今年、当局による不動産規制強化策を背景に20%以上増加する見通しであることが、金融機関と不良債権管理業者の調査で分かった。

中国東方資産管理の最新の年次調査によると、不動産市場は規制強化を受けて「一層の調整」が見込まれ、同セクターに関連する不良債権比率は約1.5%に上昇していく見込み。不動産業界の不良債権比率は低いものの、この水準は中国経済の平均である1.75%に向かいつつあるという。

商業銀行や資産管理会社などの391人を対象とした同調査によると、不動産価格の20%以上の下落が銀行に著しいプレッシャーをかけると答えたのは約半数に上った。30%以上の値下がりでストレスがかかると回答したのは3分の1弱だった。

同調査によると、不動産関連の新規ローンは減少しているものの、これらのローンが貸出総額に占める割合は今年、56%強を占める可能性がある。これは昨年1-3月期に見られた水準とほぼ同じだという。

原題:China’s Property Bad Loan Pile to Jump 20% in 2018, Survey Says(抜粋)