アメリカのフェイスブックは25日、先月までの3か月間の決算を発表し、ことし3月に発覚した利用者データの大量流出にもかかわらず、大幅な増収増益を記録しました。

発表によりますと、売り上げは132億3100万ドル(1兆4600億円余り)と、前の年の同じ時期に比べて42%増え、最終的な利益は51億600万ドル(5600億円余り)と31%増えて、増収増益の決算となりました。

いずれも広告収入が好調なためで、数字の上ではことし3月に発覚した利用者の個人データの大量流出の大きな影響はありませんでした。

一方で「デイリーアクティブユーザー」と呼ばれる、毎日フェイスブックを利用する人の数の伸びは市場の予想を下回っていて、情報流出の影響が出ているという見方もあり、経営トップのザッカーバーグCEOは「これからも安全で、安心して利用できるよう適切な対応を取っていく」とコメントしています。