• 「私は低金利が好きだ」と発言-インフレ懸念を一蹴
  • 大統領は9月の3度目の利上げ後も不満を示していた

トランプ米大統領は9日、連邦準備制度が利上げを急ぎ過ぎていると指摘し、インフレは問題になっていないとの見解を示した。

大統領は、景気過熱の回避を意図した連邦準備制度の利上げについて「私は気に入らない」とホワイトハウスで発言。「そう急ぐ必要はないと思う」と語った。「私は低金利が好きだ」とも述べた。

パウエル連邦準備制度理事会(FRB)議長は、史上2番目に長い米景気拡大期をさらに引き延ばすため、成長を妨げることがないペースで、過熱を阻むための利上げを進めている。同議長は先週、経済へのリスクを注視しながら緩やかな利上げの軌道を維持する考えを示した

トランプ氏は、連邦公開市場委員会(FOMC)が9月に今年3度目の利上げを決め、フェデラルファンド(FF)金利の誘導目標を0.25ポイント引き上げて2-2.25%とした後も不満を表明していた。

原題:Trump Says Fed Moving Too Fast With Interest Rate Increases(抜粋)