活発な火山活動が続く小笠原諸島の西之島について、海上保安庁が航空機を使ったレーザー測量を行った結果、島の面積は前回、おととしに行った調査よりさらに1割ほど拡大し、日本のEEZ=排他的経済水域もおよそ46平方キロメートル拡大する見込みとなりました。

小笠原諸島の父島の西、およそ130キロにある西之島では、平成25年11月から活発な火山活動が続き、流れ出した溶岩などによって島の面積が拡大しています。

海上保安庁はおととしに続き、ことし7月、海図を改訂するために航空機を使ったレーダー測量を行いました。その結果、前回より西の海岸が320メートル、南西の海岸が230メートルそれぞれせり出し、島の面積は1割ほど拡大し3平方キロメートルになっていることがわかりました。

これに伴い、日本の領海は4平方キロメートル、EEZ=排他的経済水域は46平方キロメートル、それぞれ西の方向に拡大する見込みだということです。

海上保安庁では今後、海図の改訂作業を進めるとともに、西之島の観測を続けていくことにしています。