[ニューヨーク 13日 ロイター] – ニューヨーク外為市場ではドルが上昇。注目されていた1月の消費者物価指数(CPI)は、総合指数の伸びが前月比で横ばいとなる一方、食品・エネルギーを除くコア指数は5カ月連続で0.2%の伸びを維持した。これを受け米連邦準備理事会(FRB)は利上げを継続するとの見方が広がった。 

総合指数は前月比で3カ月連続の横ばい。前年比では1.6%と約1年半ぶりの小幅な伸びにとどまった。コア指数の伸びは前月比0.2%、前年比2.2%だった。 

ただ先行き不透明感は依然として根強く「投資家はドル相場の行方に確証が持てないでいる」(TD証券)という。主要6通貨に対するドル指数.DXYは0.42%高の97.120。ドルは対ユーロEUR=で約0.5%高の1.127ドル。 

こうした中、ニュージーランドドルやスウェーデンクローナが上昇。ニュージーランド中銀は全般的に中立的な姿勢を表明したほか、スウェーデン中銀も今年後半の利上げを目指す方針を維持した。 

ニュージーランドドルNZD=は約1%高の0.680ドル。スウェーデンクローナは対ユーロEURSEK=で0.47%高、対ドルSEK=で0.02%高。 

ドル/円 
NY午後3時 110.98/111.00 
始値 110.61 
高値 111.01 
安値 110.63 

ユーロ/ドル 
NY午後3時 1.1268/1.1272 
始値 1.1328 
高値 1.1330 
安値 1.1264