政府は13日、河野太郎外相がドイツ・ミュンヘンを訪問するのに合わせ、現地で韓国の康京和外相と会談する方向で調整に入った。15日を軸に検討している。日本企業に元徴用工らに対する賠償を命じた韓国最高裁判決や、慰安婦問題をめぐる韓国国会議長の発言について協議する見通しだ。

 日韓外相会談は1月23日のスイス・ダボス以来。河野氏は15日に開幕するミュンヘン安全保障会議に出席するため、ドイツを訪れる。

 徴用工問題をめぐり、日本政府は1965年の日韓請求権協定に基づく2国間協議を要請し、韓国側に返答を促している。会談で河野氏は、協議に応じるよう重ねて求める方針だ。(2019/02/13-21:03)