【ソウル時事】複数の韓国メディアは3日、国連安保理決議で禁止されている洋上で物資を積み替える「瀬取り」を通じ、北朝鮮船舶に石油を移し替えた疑いがあるとして、韓国当局が韓国船籍のタンカーを南部の釜山港で調査していると報じた。

北朝鮮タンカー、瀬取り疑い=外務省

 朝鮮日報は、瀬取りの疑いで韓国船籍の船舶が長期にわたり港にとどめ置かれるのは初めてと伝えている。

 報道によると、タンカーは韓国の運送業者が保有し、積載量は7850トン。昨年10月から釜山港に係留され、関係当局が現在も調べている。米当局の情報提供を受け、調査が始まったという。