【ワシントン時事】米紙ウォール・ストリート・ジャーナル(電子版)は2日、トランプ大統領が3月に連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長に「切り捨てることはできない」と電話で伝えていたと報じた。FRBの利上げに不満を持つ大統領は議長の解任を検討したとされるが、法律上困難。解任をあきらめ、政策を変更させるため議長に直接圧力をかけたとの観測も出ている。

トランプ氏、ドル高けん制=米FRB議長をまた批判

 トランプ氏は今月1日のホワイトハウスでの会合で議長への不満をぶちまけたほか、支持者や与党議員を前に利上げがなければ株高だったなどと主張。議長指名を助言したムニューシン財務長官についても非難しているという。