ハッブル宇宙望遠鏡が捉えた火星=米航空宇宙局(NASA)が2003年8月公開(AFP時事)

 【ワシントン時事】ブライデンスタイン米航空宇宙局(NASA)長官は2日、下院公聴会で、有人探査機による火星到達について「2033年に実現したい」と表明した。ペンス副大統領が先に「5年以内に米国人宇宙飛行士を再び月へ送る」と宣言したのに続き、有人宇宙探査への強い意欲を示した。

 ブライデンスタイン氏は公聴会で、有人の月探査が火星到達に向けた「実験場になる」と指摘。「(有人)月探査を早期に実行することで、火星探査を繰り上げることが可能になる」と述べ、NASAの有人宇宙探査計画を遅滞なく進める必要性を訴えた。

米航空宇宙局(NASA)の無人探査機「キュリオシティ」が撮影した火星の地表=2016年9月(AFP時事)

 AFP通信によると、人類の火星到達時期をめぐっては、NASA予算関連法案で「33年の実現を目指す」と言及されたことがある。ただ、NASA自体はこれまで「30年代」を目標に掲げていた。