【ワシントン時事】米ホワイトハウスは23日、米中閣僚級の貿易協議を30日から北京で再開すると発表した。5月8日からはワシントンに移動し、交渉を重ねる。同月下旬にも行う首脳会談を視野に、知的財産権問題などの難航分野を集中的に討議。早期決着を目指し、合意の大枠を固めたい考えだ。

 クドロー米国家経済会議(NEC)委員長は23日、記者団に「合意に強制力を持たせることが最も重要だ」と強調。知財権保護などをめぐる合意内容を中国に確実に実施させる仕組みが焦点になるとの見方を示した。