[アンカラ 19日 ロイター] – トルコのエルドアン大統領は19日、エジプトの裁判所で今週心臓発作により死去したモルシ前大統領(67)について、病死ではなく「殺害された」とした上で、月末に大阪で開かれる20カ国・地域首脳会議(G20サミット)で議題にすると表明した。 

エルドアン氏は支持者らに対し「モルシ氏は法廷の床で20分間放置され、当局は助けようともしなかった。つまり彼は亡くなったのではなく殺されたのだ」と訴えた。 

モルシ氏はエジプトのイスラム組織「ムスリム同胞団」出身で、2011年のエジプト革命後に大統領に就任。13年に当時国防相だったシシ現大統領率いる軍のクーデターで失脚した。