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れいわ新選組から立候補を表明した野原善正氏(右)と山本太郎代表=2日午後、東京都新宿区、藤原伸雄撮影

 政治団体「れいわ新選組」の山本太郎代表(参院議員)は2日、東京都内で記者会見し、公明党の支持母体・創価学会員の野原善正氏(59)を参院選で擁立すると発表した。

 野原氏は、昨年9月の沖縄県知事選で、公明党が支援した候補者と争った玉城デニー氏を支持。街頭演説などで、創価学会の三色旗を振って支援した。

 野原氏は「自民党の歯止め役になるはずの公明党が一緒になって暴走している。公明党沖縄県本部は辺野古新基地に反対にもかかわらず、容認する候補を支援して矛盾している」と指摘。「このままだと憲法9条改正が実現してしまう。公明党、創価学会が加担したというのは未来永劫(えいごう)悔やまれる」と強調した。

 また、山本氏は2日夜、東京都内での街頭演説で、環境保護NGO職員の辻村千尋氏(51)と元外資系銀行員の大西恒樹氏(55)を参院選に擁立すると表明した。れいわの擁立候補は計8人となった。(河合達郎)